はりまおーのブログ

近所の図書館に行ってきました。



最近賞を獲った話題作を読みたかったのですが、ハードカバーは高い！　そこで、ふと思いつきました。図書館に行けば良いじゃないか、と。



図書館に通う習慣などなかった私ですが、ナイスアイディアにホクホクして、グーグルさんに導かれて向かいました。近所の図書館。



驚きです。建物はしゃれていて、中も清潔で明るい。昔の役所のような、暗くてかび臭いイメージだった図書館じゃない。



もちろん、昔ながらの図書館も多いでしょうけど、私が行った図書館は、カフェもあり、オーディオルームもあり、グループで作業できる個室などもありました。



閲覧席は、熱心に勉強する若者や、何冊も本を積み上げて読書しているご老人でいっぱいです。雑誌や新聞の閲覧コーナーには、おじいさんたちが席と新聞を取り合うようにあふれていました。



その熱気にあてられ、私も張り切って書架に向かいました。

お目当ての本を探そうと思いましたが、当然見つけられません。まず、探し方が分からない。



ふと気づくと、近くに本の予約数ランキング表が貼ってあります。目当ての本は、約二百件の予約が入っていました。

どうやら予約が必要なようです。

といっても、いつぐらいに借りられるか、ピンときません。



出入口横にあった受付カウンターで予約について尋ねたところ、衝撃の答えが返ってきました。



まず、ある本を予約し、予約の順番が回ってきたとします。利用者は二週間以内に引き取りに行きます。借りられる期間は二週間だそうです。

すると、一件の予約が消化されるのに約一か月。たとえば十二件予約があった本は、順番が来るまで一年かかるわけです。



人気の本は数冊在庫があるようですが、二百件の予約では十年後になるかもしれません。それでも予約をする人がいるとは、驚きです。この衝撃の事実を知っているのでしょうか。



地区町村によって、貸し出しのルールは違うかもしれません。

でも、人気の本は、読みたければ買おう。

私はそう納得しました。



それでも、勉強熱心な人が集まる図書館は、知識欲を刺激され、私も学ぼうという気になります。しかもどれだけ読んでも無料だなんて、税金を払った甲斐があります。



結局、気持ちが萎えたので日経WOMANを流し読みして帰ってきましたが、また行きたいと思えるお気に入りの場所になりました。今度はしっかり読書して学ぼうと思います。



図書館での休日、おススメです。